現在、ライン・ドイツ・オペラ音楽総監督とデュイスブルク・フィルハーモニー管弦楽団音楽総監督を務める指揮者、アクセル・コーバーが日本初登場です。
深い知識と豊富な経験が、オペラ、コンサートにおけるレパートリーを多彩なものにし続けているマエストロ。
2009/2010シーズンから音楽総監督を務めるライン・ドイツ・オペラでは、ラモー、ヘンデルからイェルク・ヴィドマンの世界初演作品まで、幅広い時代や演目で、聴衆を沸かせています。
2013年からはワーグナー作品の大本山、バイロイト音楽祭に定期的に登場。ヤン・フィリップ・グローガーによる話題の演出『さまよえるオランダ人』のほか、自家薬籠中の『タンホイザー』はセバスティアン・バウムガルテン、トビアス・クラッツァーの2つの演出で4度に渡り指揮。
ウィーン国立歌劇場からの信頼も厚く、2度の「ニーベルングの指環」ツィクルスを任されるなど、世界のワーグナー上演シーンに欠かすことのできない指揮者として存在感を増し続けています。
近年ライン・ドイツ・オペラでは『パルジファル』『トリスタンとイゾルデ』や、2021年春にCDがリリースとなった「ニーベルングの指環」などを指揮し、劇場の評価を高めています。
『タンホイザー』は最も得意とする演目。近年東京二期会で好演が続く読売日本交響楽団を率いて、壮大かつ、美しい音楽作りに期待が高まります。
Axel Kober
アクセル・コーバー
ライン・ドイツ・オペラ及びデュイスブルク・フィルハーモニー管弦楽団音楽総監督。ワーグナー作品のスペシャリストとしてバイロイト音楽祭に重ねて招聘されるほか、ウィーン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ハンブルク州立歌劇場、ゼンパーオーパー・ドレスデン、チューリッヒ歌劇場など、名門歌劇場で、ドイツオペラを中心に幅広いレパートリーを披露している。今回が待望の初来日。
ニュージーランド出身のサイモン・オニールは、世界の主要歌劇場、音楽祭からのオファーが最も多いヘルデンテノールのひとりであり、母国ではポートレートが1ドル切手に採用されるほどの人気を誇ります。
ジークフリート、ジークムント、パルジファル、ローエングリン、ストルツィングといった、多くのワーグナー作品での十八番に加え、フロレスタンなどでも高い評価を受けています。
サイモン・ラトル、ダニエル・バレンボイム、シモーネ・ヤング、グスターヴォ・デュダメルら名だたる指揮者から重ねて指名を受け、「第九」やマーラー「交響曲第8番」「大地の歌」など、コンサートソリストとしても、カーネギー・ホールをはじめ世界中のホールに登場。
バイロイト音楽祭には2010年、アンドリス・ネルソンス指揮、ハンス・ノイエンフェルス演出『ローエングリン』題名役でデビュー。得意のレパートリーである『パルジファル』題名役も披露し、まさにワーグナーテノールのアイコンとも言うべき存在が、サイモン・オニールです。
数々の名門歌劇場からの招聘が続いており、ミラノ・スカラ座、ロイヤル・オペラ・ハウス、メトロポリタン歌劇場、ザルツブルク音楽祭など、綺羅星のごとき出演歴を誇るスーパーテノールがついに東京二期会へ登場します! さあ、この機会を逃さず、東京文化会館へ!
Simon O'Neill
サイモン・オニール
現代最高のヘルデンテノールのひとり。ミラノ・スカラ座やウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ザルツブルク音楽祭といった一流歌劇場、音楽祭への出演が続き、輝かしい声と演技力でその地位を不動のものとしている。今シーズンもサンフランシスコ歌劇場『ローエングリン』やデンマーク王立歌劇場、シドニー・オペラ・ハウスでの『トリスタンとイゾルデ』各題名役が予定される。
東京二期会オペラ劇場
フランス国立ラン歌劇場との提携公演
ワーグナー『タンホイザー』
指揮:アクセル・コーバー 演出:キース・ウォーナー
合唱:二期会合唱団
管弦楽:読売日本交響楽団
東京文化会館 大ホール
2024年 | 2月28日(水)17:00*、29日(木)14:00 3月2日(土)14:00*、3日(日)14:00 |
*サイモン・オニール出演日 |