7月13日から17日に、上野・東京文化会館大ホールで開催予定の東京二期会オペラ劇場、ヴェルディ作曲『椿姫』。この名作オペラに、小学生以上18歳以下の皆さんを各日447名、S席相当席で無料ご招待いたします。
子どもたちの豊かな人間性を育むために、本格的な実演芸術を鑑賞・体験などする機会を提供する取り組みを支援する文化庁の「文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業)」によって、今回の無料招待席が実現しました。
数あるオペラの中でも、世界で最も多く上演され、人気の高い名作『椿姫』を、ぜひこの機会にお子様とともに鑑賞してはいかがでしょうか。
ここでは、『椿姫』のストーリーをイラストとともに簡単に解説。観る前におさらいして、より舞台を楽しみましょう。
※未就学児のご入場はできません。
※19歳以上の方はチケット料金がかかります。
(19歳以上28歳未満の学生の方は、学生席(2,000円)がご利用いただけます)
時は19世紀半ば。華やかなパリの社交界で美しいと話題の女性、ヴィオレッタがヒロイン。ある日、ヴィオレッタの自邸で開かれたパーティーで、貴族の青年アルフレードは、すっかり美しいヴィオレッタのとりこに。まっすぐなアルフレードの愛に、ヴィオレッタははじめはとまどうが、一途な気持ちに心を動かされ恋に落ちてゆく。
イラスト:小迎裕美子
出会いから数ヶ月経ち、都会での暮らしを捨て、田舎でアルフレードと穏やかに暮らすヴィオレッタ。ある時、アルフレードが不在中に彼の父、ジェルモンが訪れる。息子アルフレードのために別れてほしい、と迫るジェルモン。社交界に戻るとだけ記し立ち去るヴィオレッタに、理由を知らないアルフレードは、裏切られたと大激怒する。
第2幕第2場で、パリ社交界に戻ったヴィオレッタは友人フローラのパーティーに。そこでかつての恋人アルフレードに遭遇。彼は誤解をしたまま彼女に辛く当たる。第3幕ではジェルモンが見かねて交際を許し、アルフレードはヴィオレッタのもとへ。しかしヴィオレッタの身体はすでに病魔に冒され、ベッドに横たわっている。命のともし火は消えかけていた。再会した2人は一緒にまた田舎で暮らそうと約束し願うが、叶うことなく幕が閉じる。
2020年東京二期会オペラ劇場『椿姫』公演より。ヴィオレッタ邸で行われている華やかな社交の場面。ⓒ 三枝近志
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[応募資格]
公演当日、小学校1年生~18歳以下の方
〈団体申込も可能〉
学校や部・クラブなど、18歳以下であれば団体でのお申込みも受付いたします(団体引率者には子ども無料座席の提供も可能です)。
東京二期会オペラ劇場
ヴェルディ 『椿姫』
オペラ全3幕
日本語字幕付原語(イタリア語)上演
指揮:アレクサンダー・ソディー
再演演出:澤田康子
合唱:二期会合唱団
管弦楽:読売日本交響楽団
東京文化会館 大ホール
2023年7月 | 13日(木)18:30、15日(土)14:00 16日(日)14:00、17日(月・祝)14:00 |