東京芸術大学大学院(修士課程)作曲科を首席で卒業し、卒業作品のオペラ『黄金の国』は芸大図書館に購入される。作曲を故池内友次郎・宍戸睦郎に、ピアノを石澤秀子に師事。
東京のほとんどすべてのオペラ団体と関係を持ち、練習指導者として50作以上の上演にかかわる。また、東京芸術大学には1981年よりソルフェージュ科に勤務し、若手歌手の基礎を固める等、後進の指導にも携わっている。
特に高い評価を受ける自作品には『黄金の国(原作：遠藤周作)』、『火の鳥(原作：手塚治虫)』、『黒蜥蜴(原作：三島由紀夫)』などがあり、オリジナル楽譜出版は100点を、CDは20点を超える。
また、作曲のみならず、ピアニスト・指揮者としての活動も35年を超え、近年はコンサートやイベントのプロデュースも数多くこなしている。その他、テレビ朝日『題名のない音楽会』では出演のみならず、アドバイザーとしても携わるなど、音楽の深い知識に裏打ちされたタレント性に益々磨きがかかり、マルチな活躍は留まるところを知らない。
二期会オペラ講座ではこれまで都合35回講師を務め、常に参加者からの絶賛を得ている。

石川県出身。国立音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了(優秀賞)。
09年国立音楽大学院オペラ『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナでオペラデビュー後、『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ、『魔笛』パミーナ等に出演。二期会公演には12年二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』コンセプション、同年二期会『パルジファル』花の乙女に出演。

長野県出身。国立音楽大学卒業、同大学院修了。文化庁オペラ研修所修了。
シノーポリに見出され、サントリーホールオープニング記念公演『蝶々夫人』スズキに抜擢され絶賛された。この成功でベルリン・ドイツ・オペラ、フェニーチェ歌劇場等に招かれ海外活動を本格展開。以後も同氏とはマーラーの交響曲で共演、わが国を代表するメゾソプラノとして国際的な地位を築く。05年にもコスタリカに『蝶々夫人』スズキ役で招聘、熱狂的な成功を収めた。国内でも『シンデレラ』、『カルメン』各タイトルロール、『セビリアの理髪師』ロジーナ、『イドメネオ』イダマンテ、『運命の力』プレツィオシルラ、『マリア・ストゥアルダ』エリザベッタ等でオペラ歌手として不動の名声を確立。コンサートでもＮ響をはじめ主要オーケストラと共演が多く、安定した歌唱と多彩なレパートリーは厚く信頼されている。
14年4月二期会『蝶々夫人』スズキに出演予定。二期会会員

東京都出身。東京芸術大学卒業、同大学院首席修了、在学時にアカンサス賞、同声会賞、武藤舞賞を受賞。第40回イタリア声楽コンコルソ優勝、ミラノ大賞。トスティ歌曲国際コンクールアジア予選大会第2位ならびに読売新聞社賞、イタリア本選出場等受賞多数。
これまでに『愛の妙薬』ネモリーノ、『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョ、『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ、『イドメネオ』タイトルロール、『カルメン』ドン・ホセ、『マクベス』マクダフ等に出演。近年では、11年イタリア・オルトーナのヴィットーリア歌劇場『ナブッコ』イズマエーレ、12年スポレート音楽祭『椿姫』ガストン子爵等に出演。また、同年スポレート歌劇場特別研修員として各地でコンサートに出演。その他、ベートーヴェン「第九」、シューベルト「G durミサ」、「Es durミサ」、プッチーニ「グローリアミサ」等にソリストで出演。
14年9月二期会『イドメネオ』(アン・デア・ウィーン劇場との共同制作)タイトルロールに出演予定。二期会会員　http://ameblo.jp/okomeem

群馬県出身。東京芸術大学卒業、同大学院修了。文化庁オペラ研修所修了。ブダペスト国際声楽コンクール第1位、日本音楽コンクール第3位、五島記念オペラ新人賞等受賞多数。明治安田生命財団、及び五島記念文化財団より奨学金を獲得し、ミラノで学ぶ。
大野和士、若杉弘、佐渡裕をはじめチョン・ミョンフンなど著名な指揮者と共演。新国立劇場には多数出演し、同劇場『マクベス』(野田秀樹演出)では急遽タイトルロールを歌い完璧な歌唱と演技で絶賛された。ハンガリー国立歌劇場にて『ラ・ボエーム』マルチェッロに出演。ニューヨークにてメトロポリタンオペラオーケストラとも共演した。二期会では宮本亜門演出『フィガロの結婚』伯爵でデビュー、続けて『椿姫』ジェルモンで絶賛を博した。近年の二期会公演では、08年『ワルキューレ』ヴォータン、10年『ファウストの劫罰』メフィストフェレス、12年『パルジファル』クリングゾル、13年『こうもり』フランク等に出演、いずれも公演の成功に大きく寄与した。
14年4月二期会『蝶々夫人』シャープレスに出演予定。二期会会員