東京芸術大学大学院(修士課程)作曲科を首席で卒業し、卒業作品のオペラ『黄金の国』は芸大図書館に購入される。作曲を故池内友次郎・宍戸睦郎に、ピアノを石澤秀子に師事。東京のほとんどすべてのオペラ団体と関係を持ち、練習指導者として50作以上の上演にかかわる。
自らも作曲のみならず『ジョニーは演奏する』(クシェネク・日本初演)、『女はすてき』(石井歓・初演)、『天国と地獄』(91年東京都芸術祭主催公演)などを指揮、最近では神奈川フィル、群響、日生劇場等の音楽啓蒙プログラムの指揮と構成を担当し高い評価を得ている。また演出でもテレビ朝日『題名のない音楽会』ではアドバイサーで携わり、また出演する。音楽の深い知識に裏打ちされたタレント性に益々磨きがかかる。これまで二期会オペラ講座では都合31回講師を務め常に参加者からの絶賛を得ている。

東京芸術大学卒業、ローマで研鑽を積む。08年第44回日伊声楽コンコルソ第1位、ＹＫＫ音楽賞、読売新聞社賞、外務大臣賞、文部大臣奨励賞、日伊音楽協会賞、日伊協会賞、イタリア文化会館賞、藤原義江賞、奥田良三賞を受賞。第1回ルーマニア国際音楽コンクール声楽部門第1位、及び全部門より最優秀賞。
團伊玖磨指揮による日生劇場『夕鶴』与ひょう役でオペラデビュー。06年びわ湖ホール『ミニヨン』ヴィルヘルムで青春の彷徨を熱演、高い評価を得る。これまでに『ファルスタッフ』フェントン、『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョ、『蝶々夫人』ピンカートン、『ルチア』エドガルド、『ナブッコ』イズマエーレ、『外套』ルイージ、『カルメン』ドン・ホセ等を演じる。熊本城築城400年記念オペラ『南風吹けば楠若葉』では、主役の横手五郎惟宗役を演じ絶賛され、10年松尾葉子指揮『アイーダ』ラダメスで聴衆を熱狂させた。12年二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ』に出演予定。二期会会員

武蔵野音楽大学卒業。二期会オペラ研修所48期マスタークラス修了。第46回日伊声楽コンコルソ第3位。第40回イタリア声楽コンコルソシエナ部門金賞受賞。
文化庁人材育成公演『フィガロの結婚』バルトロ、武蔵野音楽大学オペラ公演『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンソ、東京アカデミッシェカペレ飯守泰次郎指揮『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ポーグナー、東京二期会公演『魔笛』武士II、『ナクソス島のアリアドネ』かつら師、『ラ・トラヴィアータ』医師グランヴィル、『蝶々夫人』ボンゾ、『オテロ』ロドヴィーコ、『メリー・ウィドー』ボグダノヴィッチ、『フィガロの結婚』バルトロ、新国立劇場公演『愛怨』、『ばらの騎士』、『リゴレット』、『修禅寺物語』、『鹿鳴館』、新国立劇場こどものためのオペラ劇場『スペース・トゥーランドット』、あいちトリエンナーレ2010『ホフマン物語』等に出演。12年2月新国立劇場公演『沈黙』井上筑後守で出演予定。二期会会員