TOKYO niki kai OPERA FOUNDATION NEW STYLE OPERA MAGAZINE

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オペラを楽しむ

二期会オペラ講座のご案内

新々ブルーアイランド音楽事典
『大作曲家による究極のオペラ縦断シリーズ』(6)(通算第25・26回)
もしもロマ族がいなかったら・・・〜カルメンって本当にジXX―?〜
【日時】
2009年4月11日(土)
第25回・愛好会向け 14:00〜16:30(開場13:30)
第26回・一般向け 17:30〜20:00(開場17:00)
【会場】
二期会会館第1スタジオ(渋谷区千駄ヶ谷1-25-12,JR千駄ヶ谷駅下車徒歩4分)
【参加費】
二期会オペラ愛好会員 ¥3,000-   一般 ¥4,000-
【お申し込み・お問合せ】主催:財団法人東京二期会
二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831 FAX:03-3796-4710
お話とピアノ:青島 広志
賛助出演:杉野麻美(MS) 大川信之(Ten.) 友清崇(Bar.) 中島ゆみ子(Vn.)

演奏予定曲: 『カルメン』『チャルダーシュの女王』『ジXX-男爵』『友人フリッツ』『ウエストサイド・ストーリー』『運命の力』より「カルメン幻想曲」「チャルダーシュ」(モンティ) ほか
東京二期会は7月に「題名のない音楽会」司会者:佐渡裕指揮による『カルメン』を東京文化会館で上演いたします。オペラ縦断シリーズ>第6回目はフランス音楽のジャンルでありながらスペインの雰囲気たっぷりなその『カルメン』を俎上にあげ、ロマ族音楽が芸術音楽に与えた栄光を掘り下げます。
今回は東京二期会の3名の実力歌手の歌唱だけではく ヴァイオリン独奏も加わります。
講師は「題名のない音楽会」アドバイザー兼出演者であり、現在あらゆる分野でクラシックを広める大活躍の青島広志。手に汗握るカルメンを足も痙攣させる程楽しめること請け合いです。
知的好奇心を満足させるオペラ講座。どうぞお早めに入場整理券をお求め下さい。

お話とピアノ:青島 広志 (あおしま ひろし)
青島 広志
1955年東京生まれ。東京芸術大学大学院(修士課程)作曲科を首席で卒業し、卒業作品のオペラ「黄金の国」は芸大図書館に購入される。
特に高い評価を受ける自作品には「黄金の国(原作:遠藤周作)」('83・90東京都芸術祭主催公演)「火の鳥(原作:手塚治虫)」「黒蜥蜴(原作:三島由紀夫)」などがあり、オリジナル楽譜出版は110点を超える。作曲のみならず指揮者としても活躍するほか各種メディアに出演。東京書籍より「音楽家ってフシギ」。04年「青風徒然草」(音楽之友社)、「作曲家の発想術」(講談社)、05年「ゆかいでヘンなオペラ超入門」(講談社)、07年「青島広志でございます」(学習研究社)を著す。これまで二期会オペラ講座では24回講師を務め常に参加者から絶賛を得ている。前回は特に超難曲を見事に演奏し、絶賛される。また、さまざまな切り口にてクラシック音楽を楽しくする膨大な著作や郷愁を誘うイラストでも人気である。
現代音楽協会・作曲家協議会会員、東京室内歌劇場会員。東京芸術大学講師。

メゾソプラノ:杉野麻美 (すぎの まみ)
 
テノール:大川信之 (おおかわ のぶゆき)
東京芸術大学音楽学部声楽科卒。同大学院オペラ科修了。文化庁オペラ研修所修了。
文化庁在外研修員としてミラノに留学。第37回全日本学生音楽コンクール東京大会第1位。第1回日本声楽コンクール入選。イタリア ガリ・クルチ記念バルレッタ音楽コンクール第1位。第9回グローバル東 敦子賞受賞。
初の日韓交流オペラ『リゴレット』のマッダレーナで二期会オペラにデビュー。同『コシ・ファン・トゥッテ』ドラベッラを好演、以降『カルメン』タイトルロールをはじめ『蝶々夫人』『フィガロの結婚』等、多くのオペラに出演。その深みのある美声と、華やかな容姿で多くの熱烈なファンを持つ。
二期会会員

東京芸大声楽科卒。同大学院修士課程修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。2002年第14回日本声楽コンクール第3位受賞(1位なし)。2005〜6年イタリア・ヴェローナに短期留学。
二期会公演では『ポッペアの戴冠』ルカーノ、『魔笛』僧侶2、『椿姫』ガストン。ブルーアイランド版『魔笛』タミーノ、『コシ・ファン・トゥッテ』フェランドに出演。『天国と地獄』オルフェ、マルシュナー『吸血鬼』オーブリー、ドビュッシー『ロドリーグとシメーヌ』ロドリーグ、シャルパンティエ『ルイーズ』ジュリアン等、日本初演作品に主演する。
二期会会員

バリトン:友清 崇 (ともきよ たかし)
 
ヴァイオリン:中島ゆみ子 (なかじま ゆみこ)
桐朋学園大学声楽科卒。同大学研究科修了。二期会オペラ研修所第45期マスタークラス修了、修了時に優秀賞および奨励賞を受賞。
平成15年度文化庁新進芸術家国内研修員。ウィーン国立音楽大学研究課程声楽科を修了。2008年第7回藤沢オペラコンクール第2位受賞。N響ダラピッコラ『囚われ人』司祭、新国ガッツァニーガ『ドン・ジョヴァンニ』ランテルナ、『マクベス』の亡霊、調布市民オペラ『ラ・ボエーム』ショナール、『こうもり』ファルケに出演。また09年11月には『カプリッチョ』オリヴィエで二期会デビュー予定。
二期会会員

4歳からピアノを、7歳よりヴァイオリンを始める。 桐朋女子高校音楽科を経て、桐朋学園音楽学部ヴァイオリン科卒。後、同大学研究科。
1980年「新進音楽家デビューコンサート」ソリストデビュー。88年ヴィオッティ国際コンクール第3位入賞。90年より2年間イタリアのミラノに留学。 92年ストレーザ国際コンクールの室内楽(二重奏)の部優勝。ガラコンサートでのモーツァルトの演奏は好評を博す。帰国後2001年まで東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者を務める。
現在「良い音楽を身近で」という目的で「コリーナ・ヴェルデ・アンサンブル」を主宰している。