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ABOUT 公益財団法人東京二期会について

はじめに

 『公益財団法人東京二期会』は、1952(昭和27)年当時最も盛んな演奏活動を行っていた若手声楽家ソプラノ三宅春惠、アルト川崎靜子、テノール柴田睦陸、バリトン中山悌一の4名が中心となり、志を同じくする12名の声楽家とともに結成された声楽家団体『二期会』(クラシック声楽家の所属するグループ)をそのルーツとしています。創立以来「オペラ公演」「声楽家サークル」「音楽事務所」「オペラ研修施設」などの活動の中で、オペラ公演を安定して継続させるには強力な財政基盤と確実な支援体制の必要性から、1977(昭和52)年6月に文部大臣の認可を受け、『財団法人二期会オペラ振興会』(当時名称)が設立されました。この法人は、二期会オペラに関する公演活動を行うことを目的とし、『二期会』と共に日本最大の演奏団体として日本におけるオペラの普及と発展に向け、質の高い公演を行ってまいりました。
 その後、『二期会』結成53年目の2005(平成17)年9月の解散により、声楽家団体『二期会』を包含し、同年10月『財団法人東京二期会』に改称しました。そして2010年11月に内閣総理大臣より公益認定を受け、同年12月に設立登記を完了し、『公益財団法人東京二期会』として改めてスタートしました。
 オペラと声楽全般にわたる公演及び研究活動を行うとともに、オペラ歌手、合唱団及びスタッフを育成してオペラならびに声楽全般の振興を図り、もって我が国芸術文化の発展に寄与することを目的に事業を行っております。

『二期会』とは

 上で述べた16名の声楽家により結成された『二期会』の名称は、それまでの我が国におけるオペラ・声楽運動を第一期とみなし、その時代の先人たちの労苦を偲ぶとともに、その遺業を継承し、さらに発展させることを使命とする次世代の集団であるとの自負から名付けられました。『二期会』は声楽全般にわたる研究および演奏を通じて、音楽芸術の普及に寄与するとともに、声楽家相互の連携の場となり、会員の福祉厚生を図ることを目的として活動を行っております。
 現在は、『公益財団法人東京二期会』の声楽会員組織『二期会』として包含されましたが、会員、準会員合わせて2,700名を超し、従来と同様の活動をしております。
 また各地の在住者により、1964年「関西二期会(現在「公益社団法人関西二期会」)」、北海道二期会(現在「一般社団法人北海道二期会」)、1970年「名古屋二期会(現在「一般社団法人名古屋二期会」)」、1973年「中国・四国二期会」(現在「中国二期会」「四国二期会」に分離)、2010年「大分二期会」が創設され、現在ではそれぞれが独自の活動を展開しています。

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