TOKYO niki kai OPERA FOUNDATION NEW STYLE OPERA MAGAZINE

ENGLISH

オペラを楽しむ

オペラ公演ラインアップ

東京二期会オペラ劇場 主催:財団法人東京二期会、財団法人ニッセイ文化振興財団、日生劇場
協賛:
brother 

コジ・ファン・トゥッテ

『コジ・ファン・トゥッテ』とは’女は皆こうしたもの’の意。オリジナルの副題に『恋人たちの学校』とある。
オペラブッファそのものという序曲に続いて第一幕。
男達が議論をしている。青年士官のグリエルモとフェランドは、姉妹である恋人たちの貞節を信じて疑わない。老哲学者アルフォンソ曰く「女の貞淑さを信じているなんて何とおめでたい。」と。そこでお金を賭けた勝負になる。即ち恋人たちは浮気をするか否か?姉妹の恋人たち、フィオルディリージ(グリエルモの恋人)とドラベッラ(フェランドの恋人)が貞節を守れば、青年たちの勝ちである。
一計を案じたドン・アルフォンソはお芝居を仕組み二人を変装させ、恋の相手を替えて口説かせることに。士官たちは出征するとの触れ込みで恋人たちに別れを告げ、別離のシーンが展開される。アルフォンソに買収された小間使いデスピーナは姉妹に浮気を巧みに勧める。
そこに士官達が巧みに化けた外国からの新しい求愛者が現れる。それぞれが別の恋人にプロポーズを。まだ、姉妹の心は堅固。にせの外国人たちは毒を仰ぐふりまでするが...
第二幕。デスピーナの唆(そそのか)しが効を奏してか姉妹の心に隙が出始める。求愛を続ける外国人に、先ずはドラベッラが新しい恋人に心を寄せるが、フィオルディリージは後ろめたさになお逡巡。競争心を刺激されたフェランドはフィオルディリージに厭くことなき求愛。ついにフィオルディリージとドラベッラの姉妹は新しい恋人を選ぶことに。ドン・アルフォンソがそこに登場し、さて、それからは...
オペラ全2幕
字幕付原語(イタリア語)上演
台本:ロレンツォ・ダ・ポンテ
作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
会場: 日生劇場
公演日: 2006年11月 3日(金・祝)17:00
4日(土)15:00
5日(日)15:00
11日(土)15:00
12日(日)14:00
スタッフ
指揮:   パスカル・ヴェロ
演出:   宮本亜門
       
装置:   ニール・パテル  
衣裳:   前田文子  
照明:   中川隆一
演出助手:   たか岸未朝  
       
舞台監督:   大仁田雅彦  
公演監督:   大島幾雄  
パスカル・ヴェロ
 
宮本亜門
キャスト
配役 11月3・5・11日 11月4・12日
フィオルディリージ 林 正子
©安洙
増田のり子
ドラベッラ 山下牧子 田村由貴絵
フェランド 鈴木 准 小貫岩夫
グリエルモ 宮本益光 与那城 敬
デスピーナ 鵜木絵里 松原有奈
ドン・アルフォンソ 加賀清孝 佐藤泰弘
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団