東京芸術大学大学院(修士課程)作曲科を首席で卒業し、卒業作品のオぺラ『黄金の国』は芸大図書館に購入される。作曲を故池内友次郎・宍戸睦郎に、ピアノを石澤秀子に師事。
東京のほとんどすべてのオペラ団体と関係を持ち、練習指導者として50作以上の上演にかかわる。
自らも作曲のみならず『ジョニーは演奏する』(クシェネク・日本初演)、『女はすてき』(石井歓・初演)、『天国と地獄』(91年東京都芸術祭主催公演)などを指揮、最近では神奈川フィル、群響、日生劇場等の音楽啓蒙プログラムの指揮と構成を担当し高い評価を得ている。また演出でも東京室内歌劇場等で異才ぶりを発揮。テレビ朝日『題名のない音楽会』ではアドバイザーで携わり、また出演する。音楽の深い知識に裏打ちされたタレント性に益々磨きがかかる。これまで二期会オペラ講座では都合33回講師を務め常に参加者からの絶賛を得ている。

東京都出身。東京芸術大学卒業、同大学院修士課程修了。二期会オペラスタジオ修了、修了時に優秀賞、奨励賞受賞。
主なオペラの出演として01年新国立劇場『魔笛』パミーナ、02年二期会『ポッペアの戴冠』タイトルロール、03年新国立劇場『ジークフリート』森の小鳥、06年二期会・ハンブルグ州立歌劇場共同制作『皇帝ティトの慈悲』セルヴィーリア、09年佐渡裕プロデュース『カルメン』フラスキータ、10年二期会『メリー・ウィドー』ヴァランシェンヌ、11年二期会『フィガロの結婚』スザンナ等があり、歌唱、演技の両面でその才能を遺憾なく発揮し、喝采を受けた。また「第九」等のコンサートソリストとして、専門でもある日本歌曲、コメディオペラユニット「オペラ三昧」、またオペレッタやキャバレーソングの訳詞 ・脚本・企画演出等、多彩な活動を行っている。13年二期会『ホフマン物語』ジュリエッタに出演予定。東海大学講師、二期会会員

東京都出身。桐朋学園大学研究科声楽専攻修了。二期会オペラスタジオ修了(最優秀賞)。国際コンクールラッコニージィ第3位。
97年よりイタリアへ留学。フィレンツェにて『愛の妙薬』ネモリーノで、ローランド・パネライと共演。その他にロッシーニ「小荘厳ミサ曲」ソロや、ヴェルディ没後100年「ヴェルディ・オペラスタジオ」のオーディション合格等研鑽を積む。またイタリア各地にてコンサートに出演。
帰国後は04年新国立劇場小劇場『友人フリッツ』タイトルロール、05年二期会『メリー・ウィドー』カスカーダ子爵、同『ジャンニ・スキッキ』ゲラルド、06年『ダフネ』(若杉弘指揮)、12年二期会『ナブッコ』アブダッロ等数多くの公演に出演、何れも高い評価を得る。
コンサートでも「第九」をはじめ、モーツァルト「レクイエム」「戴冠ミサ」のソロを務めるなど活躍しており、持ち前の明るく澄み切った美声と誠実な人柄から生まれ出る音楽性は注目され、これからの活躍が多いに期待されている。二期会会員

東京芸術大学声楽科首席卒業。同大学院修了。
第19回松田トシ賞、アカンサス賞、同声会賞を受賞。同声会新人演奏会、読売新人演奏会出演。また、卒業時の成績により皇居内の桃華楽堂にて御前演奏を行う。
日伊声楽コンコルソ二位受賞、記念演奏会出演(指揮：現田茂夫、サントリーホール)
近年の出演オペラ作品として『マクベス』タイトルロール(指揮：菊池彦典)、『カルメン』エスカミーリォ(指揮：宮松重紀)、その他出演オペラレパートリーとして『ジャンニ・スキッキ』タイトルロール、『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵、『カヴァレリア・ルスティカーナ』アルフィオ、『道化師』トニオ、『アドリアーナ・ルクヴルール』ミショネ、『ラ・ボエーム』マルチェッロなどがある。またコンサートにおいては「メサイア」、「第九」等のソリストとして活躍している。来年5月二期会『マクベス』(P.コンヴィチュニー演出)タイトルロールで出演予定。二期会会員