TOKYO niki kai OPERA FOUNDATION NEW STYLE OPERA MAGAZINE

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オペラを楽しむ

二期会オペラ講座のご案内

新々ブルーアイランド音楽事典
『大作曲家による究極のオペラ縦断シリーズ』(9)(通算第28回)
ファウストを観て 若返りしましょう! ~回春願望古典からインスピレーションを得た作曲家たち~
【日時】
2010年4月10日(土) 14:00~ (開場13:30)
【会場】
二期会会館第1スタジオ
(渋谷区千駄ヶ谷1-25-12,JR千駄ヶ谷駅下車徒歩4分)
【参加費】
二期会オペラ愛好会員ご本人 ¥3,000-   一般 ¥4,000-
【お申し込み・お問合せ】主催:財団法人東京二期会
二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831 FAX:03-3796-4710
お話とピアノ:青島 広志
賛助出演:羽山弘子(ソプラノ)、水船桂太郎(テノール)、北川辰彦(バスバリトン)
特別賛助出演:岸本 力(バス)

演奏予定曲: ベルリオーズ『ファウストの劫罰』、グノー『ファウスト』、ボーイト『メフィストーフェレ』より
ムソルグスキー「蚤の歌」、サン=サーンス「動物の謝肉祭」 ほか

東京二期会は7月にベルリオーズ作曲の『ファウストの劫罰』を上演いたします。原作は言うまでもなくゲーテの戯曲「ファウスト」ですが、それ以前にファウスト伝説はゲルマニアの地に存在し、「ファウスト」は様々な作曲家に影響を与え名曲の数々が誕生しました。
不思議にもラテンの血を引く作曲家が多く舞台作品に手を染めています。

講師はクラシック音楽を広める活動がますます多忙で多岐にわたる青島広志が相努めます。知的好奇心を満足させるオペラ講座。オペラが120倍楽しめること請け合いです。どうぞお早めに入場整理券をお求めください。


お話とピアノ:青島 広志 (あおしま ひろし)
青島 広志

1955年東京生まれ。作曲を故池内友次郎・宍戸睦郎に、ピアノを石澤秀子に師事。
東京芸術大学大学院(修士課程)作曲科を首席で卒業し、卒業作品のオペラ『黄金の国』は芸大図書館に購入される。東京のほとんどすべてのオペラ団体と関係を持ち、練習指導者として50作以上の上演にかかわる。
特に高い評価を受ける自作品には『黄金の国(原作:遠藤周作)』('83・'90東京都芸術祭主催公演)、『火の鳥(原作:手塚治虫)』 『黒蜥蜴(原作:三島由紀夫)』などがあり、オリジナル楽譜出版は100点を、CDは20点を超える。自らも作曲のみならず『ジョニーは演奏する』(クシェネク・日本初演)、『女はすてき』(石井歓・初演)、『天国と地獄』('91年東京都芸術祭主催公演)などを指揮、最近では神奈川フィル、群響、日生劇場等の音楽啓蒙プログラムの指揮と構成を担当し高い評価を得ている。また演出でも東京室内歌劇場等で異才ぶりを発揮。特に『魔笛』は高校の夜間部と昼間部の世界という解釈で好評を博し再演される。テレビ朝日『題名のない音楽会』ではアドバイサーで携わり、また出演する。音楽の深い知識に裏打ちされたタレント性に益々磨きがかかる。また優しく懐かしい画風のイラストが人気となりその方面でも引く手数多となるなど、正にマルチな活躍は留まるところを知らない。
最近の著書に『音楽家ってフシギ』東京書籍、『作曲家の発想術』講談社現代新書、『青風徒然草』音楽之友社、『ゆかいでヘンなオペラ超入門』講談社新書があり、本年『青島広志のモーツァルトにあいたくて』学習研究社は早くも刷を重ね、07年『青島広志でございます』(学習研究社)、ブルー・アイランド名曲事典『運命からピーターと狼まで』(明治図書)のほか09年は『楽器のお話』(学習研究社)を著したばかり。
『日本現代音楽協会・作曲家協議会会員、東京芸術大学他、全3校の講師。これまで二期会オペラ講座では都合27回講師を務め常に参加者からの絶賛を得ている。